シーサーの設置

シーサーの設置に関してご質問頂くことの多い内容をまとめております。

 

 

左右はあるの?

-シーサーは獅子のつがいであり、口を開けている阿像がオス、吽像がメスとされています。

阿(あ)は万有発生の本体。吽(うん)は万有帰着の知徳。福を招き、邪気を払うとされています。 

置き場所を正面から見て自分の方に顔を向けて右にオス、左にメスを置いて下さい。

 

 

置く場所の決まりは?

-沖縄ではマジムン(魔物)は人の通り道を通ると言われています。マジムンが入るのを防ぐため門や玄関など入口となる場所に置くのが一般的です。 

最近では風水を取り入れ、鬼門に向けて置く方もいらっしゃる様です。

長い歴史と大らかな沖縄の風土で愛されてきたシーサーたち。

ある時は岩獅子として天災から村を守り、またある時はオスのみで屋根から暮らしを守り、時代に合わせてオスメスの番となり門へ降り、最近ではマンション用の面獅子もあり、小さく小さくなってテレビ台の上にも乗れるようになりました。 

お気に入りの子に出会った時、ここに置こう、と思った直感を大切にして頂くのが一番かと思います。


 

屋外に設置する際は?

-台風や強風、竜巻などでシーサーが飛ぶことがあります。建物などに被害が出ぬよう、門の上などに設置される場合は市販の屋外用コンクリートボンドでの接着をお勧めいたします(ホームセンターなどで購入できます)。

コンクリートボンドで設置後は特にお手入れの必要はなく、雨風にさらされ風合いを増していくシーサーの愛らしい姿を楽しんで頂ければと思います。


 

すでにシーサーがあるのですが

-シーサー同士は喧嘩をしないと言われています。何体でも置いて頂いて大丈夫です。



 

 


シーサーは守り神ではありますが、とても大らかで決まりや縛りの少ない神様です。 

 

むしろ伝説や逸話、笑えるような話がたくさんあり、沖縄の人々の暮らしの中で愛され、馴染んでいる当たり前の存在です。暮らしの中にシーサーを迎えたい、と思っていただけるのは、守りたい大切なものがあるという意味ではとても豊かな生活かと思います。 


シーサーを家族の一員の様に迎え、日々を過ごして頂けたら幸いです。